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『マタニティな日々と、ママの日々』
子供たちに読んでもらう時のために、素直な思いを綴っている日記です。
良かったら、読んでみてくださいね☆。。(開始日:2007年3月7日)


  

    

2011. 06/19 (日)

窓に隔てられた親子…。

【風友は3歳8ヶ月・暁希は1歳5ヶ月と2日】

今日は、大変な事がありました…。


…突然ですが、
これは、我が家の窓の鍵です。


一度閉めると、自動的にロックがかかり、

開けるには、
矢印のつまみを一度上に押し上げてからでないと、開かない仕組みになっています。

画像(180x240)



…事件が起きたその時、

旦那さんはフットサルの大会に出かけていて、不在でした。


風友と暁希も、それぞれ楽しそうにおもちゃで遊んでいたので、

あたしは、
バルコニーに出て、朝顔に肥料をあげる事にしました。


「…あかちゃん、外に出ちゃダメだよ?」


暁希が窓の方に寄ってきたので、

あたしは、外からゆっくりと窓を閉めました。


そして…、

肥料をまき終えて、
窓を開けて中に入ろうとしたら…、


「……?」

……窓が開かない。


…あたしは、目を疑いました。


…外からでもハッキリと見える。


完全に、
窓に鍵がかかっていたんです!


『…まさか…』


…窓越しには、
アイロン台に登って、不思議そうにあたしを見ている暁希…。


どうやら暁希が、
鍵をいじって、閉めてしまったようでした。


『…どうしよう…、入れない!』


…外の湿度が、急に体にまとわりつくのを感じました。


「…かざ、かざ!」


…あたしは窓越しに、祈る思いで風友を呼んだ。


やがて風友が窓越しに現れると…、


「かざ、あのね…!」


あたしの話を聞く前に、事態を飲み込んだのか、

風友は早速、上を向いていた鍵のつまみに手を掛けた。


だけど…、


『あれ?開かない…!』


…そう言うかのように、表情を曇らせた。


そう…。

いつものあたしの見よう見まねで鍵を開けようとしているけれど、

ロックの解除の仕方なんて、風友はもちろん知らない。


判っていた事だった。


「…かざちゃん、それだけじゃ開かないの。…右の方にちいさな四角があるでしょ?それを上にあげて…」


あたしは、どう説明しようかと一生懸命に考えた。


でも…、うまく伝えられない…。


風友はがむしゃらになって、

何度もつまみに手を掛けては、鍵を下ろそうとしている。


その顔は次第に泣き顔に変わり、

『出来ないよ…!』

2重ガラスの向こうから、
泣き声にまじった、そんな遠い声があたしに届いた。


…なんとか、出来ないものかと考えた…。


庭に飛び降りようかと、バルコニーから下を覗いたけれど、

それは、予想外の高さだった。
(我が家は基礎もやけに高いんです…)


「…じゃあ、ママの電話もってきてくれる?!」


…合い鍵を持っている旦那さんに連絡が取れないかと思い、

携帯を、窓越しに持ってきてもらった。


けれど…、

窓越しの、泣いている風友に操作をさせるのは…、
あまりにも不可能だった。


このままでは、どうしようもない…。



…窓一枚隔てて、不安がる子供たち。


夕方までこのままでいられる筈がない。


なんとかしなければ…!



…あたしは意を決した。


「…かざちゃんが開けてくれないと、ママ入れないの。…頑張って、かざなら出来るよ!」


窓越しの風友に聞こえるように、声を張り上げて伝えた。


風友を落ち着かせて、
解るように、ていねいに伝えれば、

きっと開けられるはず…!



…風友も、あたしの話を聞こうと一生懸命になっていた。


泣くのをガマンして、懸命に鍵に手を掛ける。


そんな風友に少しでも伝わるように、
あたしも頑張った。


『…そのお手々、もっと右に持っていって』

『そこに四角い、あめ玉みたいなのがあるのわかる?』

『かざちゃん…ごめんね、それは今動かしても動かないんだよ』


…けれど、やっぱり伝わらない。


…でも…、

諦めたらダメ!



…何度もベソをかきながら、風友も頑張ってくれた。


すると、とうとう…。


「…そこ!上に動くでしょ!?」


位置的に、風友の手がロックを解除するのが解った。


鍵のつまみが、
今度こそ、ゆっくりと下がる…。


「…開いたーー…!!!」

…大袈裟に聞こえるかもしれないけれど、

夢のようだった。


窓が開くと同時に、あたしは風友を抱きしめる。


「よく出来たね、よく出来たね…」

…思いっきり誉めた。


本当に嬉しかった…。



…今までは、

泣いてしまうと、
『出来ない』と諦めることが多かった風友。


だけど、今日は諦めなかった。

その事が、何より嬉しかった…。


…窓の前に、アイロン台がありますよね。

すべての原因は、これでした…。
(すぐに片付けました!。。)

画像(200x267)

だけど今日は、風友がいて本当に良かったです。


もし平日で、暁希しかいなかったら…。


あたしは、本当にバルコニーから飛び降りるしかなかったんですよね。。
(そしてご近所さんに電話を借りて、合い鍵を持っている旦那さんや母に来てもらう…)
↑その間、暁希はずっと泣いていそう!


これからは、窓、気を付けなくちゃ…。



…今日ばかりは、
風友を、一日中誉めていました。


父の日に、

いっぱい頑張った、風友です…☆

画像(192x320)・拡大画像(230x383)

大変な思いをしたせいか、しばらくはボーっとしていましたが、

お昼には、笑顔が戻ってきました…☆。。



(そして鍵を閉めちゃった暁希です…☆)

画像(230x192)

Posted by anan at 10:21

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