2007. 03/07 (水)
サイト開設にあたって
去る2007年2月5日午後、晴れ。
妊娠検査薬陽性。
「…うそ!?」
あたしはパンツさえきちんと上げないまま、急いでトイレから駆け出した。
(多分流してもないよ…)
1LDKアパートのリビングの床で、今一度検査キットを凝視する。
少し反応が薄い気がするけど、間違いなく陽性…。
うわ…、
…赤ちゃんが出来たんだ!!!!!☆
結婚1年半を迎えたあたしたち夫婦は、すぐにでも子供が欲しかった。
なぜなら、去年の夏に生まれた甥っ子がとってもとっても可愛くって!☆☆☆
…正直、初めは年齢の事もあったし、
周りの友達が次々とママになっていくというプレッシャーもあった。
子供という未知の存在を、自分はどう受け入れていくのか全く予想もつかなかったけれど、
それでもその時から、あたしは自分のおなかにいる赤ちゃんの存在をまもりたいと、心からそう思った。
会社にいる旦那さんに勢い任せで報告の電話をした後、
あたしはおなかに両手を置いて、しずかに呟いた。
「そこにいたんだね…。もう、お酒は飲まないよ。タバコも吸わないよ。」
なかなか止められずにいたタバコも、箱ごと水に浸けてゴミ箱に捨てた。
あたしは、ママになるんだ!
その日からキッパリ、酒もタバコもやめた。
大好きなビールは特にやめられるかと不安だったのに…。
自分でもびっくりするほど、体と心はその要求を受け入れた。
しかし、つわりとの闘いが始まると、
あたしは一日のほとんどをふとんの中で過ごすことに…。
気持ち悪さに加え、ピュッチ(赤ちゃんの胎名★)がちゃんと育っているかどうか、不安でたまらなくなる。
…このままじゃ、なんかダメだ…。
3月8日。昼。
あたしはこの気持ちを綴っていこうと決めた。
日に日に深まる、ピュッチへの愛情をこめて。
ママは頑張ったんだよ、
ママはあの日、こう思ってたんだよ、
パパとママはその時、こんなに嬉しかったんだよって、
いつかあなたへ伝えたくて。
想いというものは、時間と共に少しずつ薄れていってしまう。
そんなの、もったいない。
同日、夜。
少しつわりが楽だったので、納豆チャーハンを作ってみた。
お手伝いを終えた旦那さんが、あたしのおなかをさすってピュッチに話しかける。
『ピュッチ、何してるの?』
…いまおきたよ。
そう、ピュッチは答えた。
あたしには、
何だかとても、そう思えたんだ。。☆
Posted by anan at 15:14
