出産翌日。

今朝はスッキリと、
意外にも冷静に、目が覚めました。

産院に響く、新生児たちの可愛い泣き声。

…この中に、ピュッチの声も混ざっているのかな…。

秋晴れの爽やかな朝。

改めて感動にひたりながら、
もう少し、もう少しと体を休める。

…でも、もうそろそろ起きなきゃね。

あたしは体を起こしてトイレに行こうとした。

…すると、

腰が…アソコが、
とにかく痛くて立ち上がれない！

しかも、トイレに行ってまたビックリ。

アソコがタラコのように腫れ上がっていて、
感覚もなく、
怖くて拭けない。

当てられていたナプキンもアテントのような大きさで、これまたビックリ！

…ビックリ続きで放心しながら、
なんとか部屋に戻ったあたしだけど、

…ふと思いついた。

ピュッチを見に行こう…☆

看護婦さんに声をかけると、新生児室側に案内される。

…すると、

「…眠ってる…」

可愛いピュッチが、すやすやと眠っていた。

対面するとすぐ、涙が溢れた。

…あなたの名前、決めてあるの。

『風友』(かざとも)くんだよ。

あたしは深呼吸ひとつした。

…ママだよ。

これから、どうぞよろしくね…☆