2009. 02/13 (金)
ママの落ち度…。
【風友は1歳3ヶ月と30日】
昨日は天気が良かったので、風友を連れて近所の公園へ行ってきたのですが、
その帰りに…衝撃的な事件があったんです。
…それは、
「…ぁうぁう」
陽だまりもゆるやかな午後2時過ぎに、
手を繋いで空き地を歩いていた時の風友のひと言。
あたしは首を傾げた。
犬が鳴いているから、おそらく『わんわん』と言ったんだろうけど…、
今のは、なぜこんなに籠もった喋り方なんだろう?
ふと風友の顔をのぞき込む。
…そして次の瞬間、
あたしは『まさか!』と思い、とっさに風友に向き直った。
「…かざちゃん!お口、何か入ってるの?!」
さっき公園で、この子は口に石を入れようとしていた。
その時は叱ってやめさせたけど、もしかして…!
「…あぁーん!!」
風友がわめくと同時に、あたしはその口の中に人差し指を突っ込んだ。
…すると、
「やっぱり…!」
風友の口から、唾液まみれの石がゴロンと空き地に転がり落ちた。
直径1cmくらいの、角のない丸い石…。
「かざちゃん、ダメだよ、大変なことになっちゃうんだよ…!」
心なしか呆然としている風友の口元を拭うと、
あたしはそう言いつつも、自分の落ち度を深く嫌悪した。
…あたしがデジカメをいじっている隙に、風友は口に石をいれたんだろう。
大好きな卵ボーロと似た形の石。
それは、予測出来た事なのに…。
「…でも、今日のはママがいけなかったね…」
あたしは風友を抱き上げた。
家に帰ったら、せめて念入りに手を洗ってあげよう。
この子はまだ、食べ物とそうでないものの区別が出来ない、幼児なんだ…。
『石は、美味しくなかったでしょう、ごめんね…』
気持ちを落ち着かせるように、改めて帰路につく。
心で風友に問いかけながら、
あたしはゆっくりと、風友のぬくもりに頬寄せた…。
Posted by anan at 17:12
