【風友は2歳2ヶ月・チュッちゃんは37週2日】

今朝、目を覚ました風友は、

枕元の機関車トーマスのおもちゃを見るなり、

「…きかんしゃ、きかんしゃ…！☆」

と、嬉しそうに微笑みました…☆

…そう、
風友には、大好きな機関車のおもちゃ☆

パパには日本酒、ママにはお菓子を☆

いかにもサンタさんがプレゼントを持ってきたと見せかけるために、
去年同様、あたしと旦那さんの分も、プレゼントを用意しました…☆
(あたしが小さい頃に両親がその作戦をとっていて、効果は絶大だったんです☆)

「んふふ…☆」

…風友はふとんに顔を伏せて、おもちゃとあたしを交互に見つめる。

クリスマスの朝は、優しい薄曇り。

「…サンタさん、来たんだね、良かったね…☆」

眠そうな瞼を一生懸命に動かす幸せそうな風友を見て、

あたしは胸がきゅんとなり、
そっと…風友の手を握りながら言った。

「かざちゃんがいい子にしてたから、きっと、サンタさんがご褒美をくれたんだよ…☆」

…風友は、興味深そうにあたしの目をじっと見つめる。

『ご褒美』と言いながらも、
ママのお小遣いでは安いおもちゃしか買ってあげられなくて…ごめんね、風友…。

来年こそは、風友とチュッちゃんに、

パパから、両手いっっ…ぱいのおもちゃを、プレゼントしてもらおうね…☆

「…かざちゃん、機関車、動かしてみようか！」

「きかんしゃ、ぅわあ…☆かわいい、かわいい…！☆」

箱から出して動かしてあげると、

風友は、部屋の寒さもものともせずに機関車を追いかけて喜んだ☆

…ありがとう…。
…ありがとう、風友…。

カーテンを開けると、
いつしか顔を出していた、柔らかな太陽があたしたちを包む。

ただただ…あたしは、
目の前の我が子が、可愛いくて、愛しくてたまらない…。

いつも、あたしを幸せな気持ちにさせてくれてありがとう…。

だからママも、
あなたとチュッちゃんには、たくさんの幸せをプレゼントしてあげなきゃね…☆

「きかんしゃ、まてまてー☆」

『大好き』で、いっぱいのクリスマスの朝。

あたしは風友を追いかけて、

思う存分、抱きしめました…！☆