【風友は2歳3ヶ月・暁希は生後28日】

今日は、バレンタインデー！☆

あたしは夜中の2時から早起きして、チョコレートポッキー(のようなもの)を作りました☆

いろいろ考えた結果、時間のない今年はシンプルなものにしようと思い、

焼いたポッキーを花の軸に見立て、
溶かしたチョコレートと一緒に、クッキングペーパーの上で形作っていきました。

…そして、今日のお昼前！☆

「はい、かざちゃん、今日は特別だよ…！☆」

あたしは早速、チョコレートをお皿に並べて風友の前に差し出した。

すると風友は…、

「ぅわぁぁあ、かぁゎいー、おいしそー！☆☆☆」

…期待通り、とっても喜んでくれました！☆

「おぃし、おぃしー☆」

ゆっくり食べればいいのに、

風友は、どんどんと次のチョコレートを口に運んでゆく。

お手々も、口の周りも、パジャマも、チョコレートでベタベタ…☆。。

「…美味しくて良かったね、かざちゃん…☆」

いつもなら、

『甘いからそんなに食べちゃダメ！お手々も拭いて…！』

と、その勢いを抑制するところですが、

今日は…、特別な日だもんね！☆

「いっぱい食べな、かざちゃん…☆」

…まぁいいか、
とゆう気持ちで、その姿を見ていたら、

あたしは、なんとも幸せな気分になってしまいました…☆

…自分が作ったものを、
大好きな我が子が、こんなに嬉しそうに食べてくれるなんて…。

素敵だな、幸せだな…☆

そして…、

「良かったねかざちゃん、…ママに『ありがとう』は言えた？」

ふいに現れたパパの一言のおかげで、

あたしは風友から、とても嬉しいお返しをもらうことが出来たんです☆

「…ママーぁりがと！☆」

…パパに抱かれた風友は、
そう言うと、頬を赤らめてはにかんだ。

『ママ、ありがとう』

聞きづらかったけれど、

風友の『ありがとう』を、
あたしはこの時、初めてまともに聞いたんです。

「…うん、うん…」

こうしてふいに、
涙が出そうになったのは何度目だろう。

今までにもらった『ありがとう』の中で、

間違いなく、一番嬉しい『ありがとう』…。

…今年のバレンタインは、

思いがけなく、ママが嬉しい日になりました…☆☆☆

(ちなみにパパにもちゃんとあげたよ！☆)