【風友は生後7ヶ月と21日】

今日は、本当に本当に危ないことがありました。

風友を連れて買い物から帰ってきた時、
あたしの不注意で、風友がベビーカーから落ちたんです。

…順を追って話すと、

先に風友を下ろそうとしてベビーカーの安全ベルトを外したんですが、
ベビーカーの背に荷物をぶら下げているのを思い出し、つい大丈夫だろうと、風友を座らせたまま一瞬目を離したんです。
(荷物をぶら下げたまま風友を先に下ろすと、重心が傾いてベビーカーがひっくり返ってしまうんです)

…すると、
あたしの膝をかすめて、何かがドサッと落ちる音が。

えっ、と思い足元を見ると…、

赤ちゃんにはまるで似つかわしくない駐車場のアスファルトの上、
風友が、買い物袋の上にうつ伏せに突っ伏していたんです！

「………やだ！」

―考えるより先、
…というか、考える余裕もなく慌てて風友を抱き上げると、

なぜか風友は…ニッコリ。

泣くどころか、
やっと抱っこをしてもらえた喜びで、あたしの胸に笑顔で抱きついてきたんです。

『かざちゃん大丈夫なの？痛くない？…ごめんね…』

多分、あたしはこんなことを言っていたんだろう。

言いながら、
風友の顔や膝や足や手を見て、奇跡的に無事だったことを知る。

本当に、本当に良かった…。

…今回、風友を助けてくれたのは、
一番先に地面に置いた、ドラッグストアでの買い物袋。

運良く、しかもやわらかい『しまじろうのたまごボーロ』の部分が、ちょうど風友の顔の下敷きになっていたんです。

あたしは自分の不注意を心から反省しなきゃならないと、
深く、腕の中の風友に誓いました。。