2010. 11/04 (木)
公園と、緊急外来…。
【風友は3歳0ヶ月・暁希は生後9ヶ月と18日】
昨日は、旦那さんが休日出勤だったので、両親と公園に行きました。
青空も高く、空気も澄んで、とても気持ちよく過ごしていたのですが…、
「……暁希、どうしたのそれ!?」
…母に言われ、
暁希の急変に気付きました。

お昼を食べてから1時間後くらい。
顔、首を中心に蚊に刺されたようなじんましんが出て、
真っ赤に腫れ上がり、
耳も、もとの窪みがわからないほど…、
2倍近くに膨れ上がってしまっていました。
「もしかして…、やっぱり…卵……」
眠さとかゆさで、あたしの胸に顔をこすりつける暁希を抱きながら、
あたしは、小さく呟いた。
先日、お寿司屋さんで卵焼きを食べた後も、全身に発疹が出た。
もともと頻繁に湿疹が出る暁希だから、
卵が原因か、乾燥が原因の発疹かはその時わからなかったけれど、
今日ははっきりと判った。
さっき食べた、卵が原因だ…。
「病院連れていこう!」
可哀想に、可哀想に…と繰り返す母に促され、
あたしたちは、暁希を急患で診てもらう事に決めた。
…この時の暁希は…、
まるで特殊メイクを施したかのように、顔つきが変わっていた。
いつもは正面からは見えない耳も、
腫れ上がったせいで起き上がり、不自然に顔の両端に存在していた。
風友が、
「あかちゃん、大丈夫だよ…」
と言って暁希の頬を撫でた時、
あたしは、一瞬涙が出そうになった。
…父の運転で、小一時間ほどで病院に到着する。
急患で小児を受け入れてくれる病院は、県南では数少なくて…、
だからかな?
病院の待合室に付くと、子供の姿が多くて少し驚いた。
受付を済ませて待っていると…、
「…暁希くん!聞いた名前だと思ったよー」
程なくして、耳慣れた声が聞こえた。
この病院のICUで働く、友達が来てくれたんです!
…あたしは安心して、
糸が切れたように友達に状況を話した。
実はここに来るまでの間に、発疹はかなりひいてしまったんだけど、
「…いいんだよ。じんましんは急患で来なきゃだめ!危ないんだから」
友達に言われて驚いた。
まず暁希も、着くなり指先から酸素濃度を測ったのですが、
場合によっては、喉の内側粘膜にも発疹が出て腫れるので、呼吸が困難になる場合もあるんだそうです…。
…無知なだけでは済まされない場合もあるんだと、
身が縮む思いでした。
「あかつきくん、どうぞー」
…先生に呼ばれて診察を受けた後は、
暁希だけが処置室に残されて、
血液検査と、点滴を付けてもらう事になりました。
「終わったらお呼びしますね」
優しい笑顔の看護師さんに促されて処置室を出ましたが、
扉越しから、ひたすら泣き続ける暁希の声を聞いて…、
暁希が可哀想なのと、
看護師さん達に申し訳ない思いで、
とてもとても、いたたまれない気持ちになりました。
やっぱり…押さえつけて強引に処置をしなきゃいけないから、
(でなきゃ余計に赤ちゃんに危険ですもんね)
親は、同席出来ないのかな。
解ってはいたけれど、
親心に従えるならば、
暁希に、ついていてあげたかったです…。
…点滴を付けて出てきた暁希は、
あたしに抱っこされると、やっと泣き止みました。
「お待たせしました!やっぱりママだと泣き止むね…良かったね…☆」
にっこりと笑顔を浮かべる看護師さんが、とても頼もしく思える。
子供の事で、病院にかかる度に思います。
看護師さんて、本当にすごいです…。
…暁希の左手は、
手の甲に刺さった針先が抜けないように、テーピングと包帯がぐるぐる。
本人も気になるのか、何度もかじろうとするので、
あたしも、ディフェンスに必死でした。
…点滴が落ち終わるまでの1時間は、
風友と母で病院内をお散歩したり、
父も大好きなアイスを食べたりと、
それぞれ、ゆっくりと過ごしました。
…今日のところは、もちろん大事には至りませんでしたが、
これからは、卵を極力摂取しないようにと言われました。
血液検査の結果は来週の金曜日に判りますが、
卵アレルギーに、多分間違いないだろうとのことでした…。
そうなると…、やはりいろいろ考えます。
気軽に食べさせていたもの、すべてに気を払わなきゃならなんですね…。
…なのにまず考えたことは、
『1歳の誕生日のケーキ、卵を使わない物を自分で作らなきゃ!』
でした。
我ながら、考えることがずれています…。
これからは、暁希を守らなきゃ。
…帰りの車では、
暁希も、やっとぐっすりとお寝んねが出来ました…。
家に着くと、
早く帰って来ていた旦那さんが、心配そうに暁希を迎えてくれる。
…部屋に入ると、
暁希は、もぞもぞと遊び始めました。
良かった…。
まだ顔は腫れぼったいけれど、
元気そうです…☆
…昨日は、こうして大変な一日になってしまったけれど、
暁希にアレルギーがあることが判っただけでも、良かったんですよね…。
今まではプリンや、お菓子、料理の繋ぎ程度の卵を与えていたけれど、症状は出なかったんです。
もし知らずに、
大量に卵を与えてしまっていたら…と思うと、
本当に怖いです。
そして、昨日は父と母がいてくれて、本当に良かったです。
ありがとう、
お父さん、お母さん…。
公園も、
また、一緒にリベンジしようね…☆
Posted by anan at 13:34
