2011. 04/12 (火)
初登園、がんばったよ!☆

【風友は3歳5ヶ月・暁希は1歳2ヶ月と26日】
朝の幼稚園バスのお迎えは、最終バスコースの9時54分。
ゆっくりだから余裕だな…☆
…と思っていたら、
自分の身支度なんかも相俟って、
あれよあれよと言う間に、時間になってしまいました!。。
(ノーメイクにボサボサ髪と部屋着では、さすがに先生に失礼ですよね…☆。。)
「…ほらかざちゃん!バス来たよ!」
…黄色い幼稚園バスが、通りの角から家の前にやってくる。
あたしは風友にリュックを背負わせると、そっと背中を支えた。
「…おはようございます〜、はい、乗ってー☆」
バスのドアが空き、先生が元気に出迎えてくれると…、
風友はすぐに、ひょいとバスに乗り込んだ。
「…かざちゃん、…行ってらっしゃい!」
…先生に誘導されて、前から2番目の席に座った風友。
あたしは懸命に笑顔を作り、手を振り続けていたけれど…、
風友は、どこか神妙な面持ちで前を見つめたまま、
一度も、あたしを振り返りませんでした…。
…バスが発車する。
あたしは暁希を抱きながら、バスを見送った。
『風友、泣くんじゃないの?』
旦那さんは心配して、そう言っていたけれど、
やっぱり、風友は泣かなかった。
…バスには、すでにたくさんのお友達が乗っていたから、
風友も、安心してバス乗り込んだんだ…と思うんです。
でも…。
「お兄ちゃん、泣かなかったね…」
玄関に入ると、ホロリときてしまった。
…風友が、連れて行かれてしまった…。
変な言い方だけれど、
(本当にごめんなさい…)
正直に、
その時は、そんなふうに感じてしまった。
…今までは、
あたしが病院に行くときくらいしか、風友と離れたことがなかったけれど、
でも、今日、
ついに離れてしまった。
「ママ、寂しいな…」
…暁希に話しかける。
暁希がいて、良かった。
あとはもう、
風友が頑張れるように、心のなかで応援するだけ。
がんばれ、風友…!
…落ち着かなくて、旦那さんに電話をする。
掃除も洗濯も、やけにはかどる。
風友がいないだけなのに、時間がゆっくりだ…。
だけど…、
ふと手があいた時、
何をすればいいのか考えてしまう。
普段、出来なかった事…。
掃除、クローゼットの整理、いろいろあるけれど、
なんだかやっぱり、手につかなくて…。
「あかちゃん、…おやつ食べる?」
…心を落ち着かせて、暁希と遊んだ。
そして…、
午後2時前。
やっと、風友が帰ってくる時間になった。
(最終バスコースなので、午前中保育でもこの時間になってしまうんです。。)
暁希はお昼寝をしていたので、
はやる胸を押さえながら一人で玄関先に出ると、
すぐに…、バスがやって来た!
家の前にバスが停まると、
風友は危なっかしく、足早にステップを降りてくる。
足元を気にしてうつむく顔は、
バスの中が暑かったせいか、
ほっぺが赤くて、目がとろんとしていた…。
「ママぁ……」
風友はあたしの顔も見ずに、足に抱きついてきた。
…あたしは先生と会釈を交わし、
走り去るバスを見送る。
…すると風友が、
「…かざちゃん…ないちゃったの…」
小さく言った。
…見ると…、
目の下に、涙の痕が白く見えた。
「…泣いちゃったの?」
…あたしは聞き返したけれど、
「……だっこ、だっこ…、ねむい、おなかすいちゃったよ…」
風友は玄関に腰を下ろし、
靴も脱がずに、眠そうにそう繰り返した。
…なんだか、たまらなかった…。
ママ抜きで、
幼稚園に行って、帰ってきたんだね。
偉かったね…。
「うん、抱っこしようね…」
あたしは、いっぱいいっぱい、抱っこしてあげました…。
…今日、風友が幼稚園で泣いた理由は、
どうやら、
『ママがいなくて寂しかったから』
のようですが、
何しろ、
まだ…質問に的確に答えられない風友くん…。
「…いつ泣いちゃったの?幼稚園についてすぐ…?帰るとき…?」
などと聞いても、
「もうちょっと、もうちょっとなの」
…と、脈絡に沿わない返答が返ってきたりします。
だから、
全部知りたいけれど、…全ては知ることが出来ない。
そこが少し、歯がゆいです。
…けれど、
慣れていかなきゃね。
風友が、社会に出て歩み始めた。
ママの知らないことが、少しずつ増えてゆくのは、
どうしたって、避けられないことだもんね…。
…寂しいけれど、
風友が頑張っているんだから、
ママも、張り切らなきゃ!☆
…こちらは、久しぶりに登場の暁希です☆
ママを、いつも癒やしてくれています☆
明日もママと、
お兄ちゃんの帰りを、待っていようね…☆
Posted by anan at 23:22
