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『マタニティな日々と、ママの日々』
子供たちに読んでもらう時のために、素直な思いを綴っている日記です。
良かったら、読んでみてくださいね☆。。(開始日:2007年3月7日)


  

    

2012. 01/11 (水)

風友の、はじめてのおつかい!☆その2

【風友は4歳2ヶ月・暁希は1歳11ヶ月と25日】

【昨日の日記の続きです】


…西友に向かうまでの間、

風友は、一人で前を歩き、

旦那さんは、その5〜6歩後ろを歩いていました。


…その様子を、ちょうど家の2階から見ていたあたしは、

『なんだ…結局二人で行くことにしたのか☆』

と思ったのですが、


それは…、違いました。



「…じゃあ、パパは2階に行くね?」

西友に着くと、

旦那さんは、風友にそう言いました。

風友は、『わかった』と答えて、

しばらくは…元気に歌を歌いながら店内を歩いていたようなのですが、


「あ…!まちがえた!あっちだった!!!☆」

…ふいに振り返ると、

急に、走って外に出ていってしまいました!!!


旦那さんが慌てて追うと、

風友は、向こう側の別の入り口から中に入って行くところでした。


すぐに旦那さんも同じ入り口にまわったのですが…、

…あれ?
既に、風友の姿がありません!。。


…旦那さんは、まっすぐにビール売り場に向かいました。


すると風友は…、

ひょっこりと、ウォークインから出てきました。

(ショーケースの裏側から店員さんが品物を補充する通路です。冷えたビールなどをケースで買いたい買い物客も、自由に出入りできるようになっています)


…手には、6缶パックのクリアアサヒ。


『ビールならどれでもいいよ』と、頼んだのですが、

やっぱりクリアアサヒの缶が、一番ビールだと解りやすいのかな?☆


…あ、それよりも!

2本でいいよ、って言ったのに、

6缶パックじゃ…、

…重いんじゃないのかな…。。


…風友は、6缶パックを両手で抱きしめたまま、お菓子売り場に向かいました。

そして、
あかちゃんにラムネを探していたら…、


…ガゴン、ガゴン……!!!!


…やっぱり!!

ビールを、床に落としてバラしてしまいました!!。。


…旦那さんが駆け寄り、ビールを拾いました。

そして、もう一度紙のパックにビールを入れると…、

「かざ、これ使ったら?」

お菓子売り場にあった、子供用の小さなカゴにビールを入れて、手渡しました。

「…これいいね、パパ!☆」

カゴは、6缶パックの大きさにぴったりで、

たちまち風友は、笑顔になりました☆


…その後は、
あかちゃんのために無事ラムネを見つけて、レジに向かいました。


…レジでは、旦那さんも一緒に並びました。

夕方だけあって、とても混雑していたので、

風友も、旦那さんが居たほうがいいと解ったのかな?

ここでは、一緒に居ることを抵抗しませんでした…☆。。


「…ふくろはお持ちですか?」

…そう聞かれても、風友は答えません…。。

「…ください」

旦那さんが答えました。


「○○円になります」

…と言われると、

風友は、小銭入れを開けて千円札を渡しました。


そして…、お釣りを手渡してもらったのですが、

「…かざ、小銭入れに入れてもらうんでしょ?」

旦那さんの言葉に、風友は固まってしまいました。


…すると、
すぐに店員さんが、もう一度風友からお釣りを受け取り、

今度は、小銭入れにお釣りを入れてくれました。(ありがとうございます…☆)

けれど…、
風友は、うまく小銭入れのチャックを閉める事が出来ず、

「……あ!」

その場で、お釣りをひっくり返してしまいました。


…旦那さんが、すぐにお釣りを拾いました。


そして、思ったそうです。


やっぱり、風友にはまだおつかいは早いな、と…。



…レジも混雑していて、

でも、

『一人でやりたい』

とゆう風友の気持ちも尊重してあげたくて、

旦那さんも、気をもんだと思うんです…。
(お疲れさまでした…)



…でも、

風友が本当に頑張ったのは、ここからでした。



…レジ袋は、何故かとても大きく、

風友が6缶パックを入れて持つと、床に引きずってしまうんです。


だから…、引きずらないように肘にかけて歩き出したのですが、


「…おもいよ、おもいよこれ…」

10歩ほど歩くと、限界で立ち止まってしまうんです。


「じゃあ…こうやって持ってみな」

旦那さんは、そのたびに持ち方を変えて風友に持たせました。


…背負ってきたリュックに、そのうちの2本をいれてみたり、

レジ袋の口を縛ってあげたりしました。


でも…それでも重くて、

風友は、やっぱり何度も立ち止まってしまいました。



…外は、かなり冷え込んでいました。


それでも風友は、一歩一歩、頑張って歩きます。


旦那さんに持ってもらうことも出来たのに、

「パパはだめ!だってパパ…西友の2階に行くんでしょ!?」

…と、パパの助けを拒み続けました。



やがて…やっと、

家の前の一本道に来ました。


道の角で、旦那さんが最後にビールをうまく抱えさせると、

「…じゃあねパパ!☆」

風友は、小走りで家に向かいました。


…そして、風友が家のチャイムを押すと…、


『ピンポーン…』


明るいチャイムの音が、リビングに響き渡りました。


…暁希の授乳をしていたあたしが、急いで玄関に向かうと…、


風友は、

ガチャリとドアを開けて、入ってきました。

(鍵は開けておきました)


その顔はとてもすがすがしく、

寒さでピンク色になった頬も、つやつやと輝いていました。


…冷え切った手から、両腕で抱えていたビールを受け取ると、

あたしは、ぎゅっとこの子を抱きしめました…。


「…パパは?」

「パパは…せいゆうの2かいにいったよ!☆」

「これ…、ひとりで持って来たの?」

「うん!そうだよ!☆」


…事実を知らないあたしは、

本当かな?と、半信半疑でした。


まさかの6缶パックを見た瞬間に、

旦那さんがそこまで持ってきたと思っていたので、

風友が家まで一人で持ってきたなんて…、全く思わなかったんです。


「…早くはやく、上に行こう?☆」


…あたしは、すっかり冷たくなっていた風友を部屋に入れて、すぐに温めてあげました。


…やがてあたしは…、


10分後に帰ってきた旦那さんから、

すべてを聞いて、

感激をして、

その後も、何度も何度も、風友を抱きしめたことは言うまでもありません…。



…おつかい自体は、

旦那さんがいなかったら、今日は無理だったかもしれないけれど、


『一人でやるんだ!』


とゆう風友の気持ちが、


ママには、何よりも、愛おしく感じたんです…。



あんなに小さかったのに。

あんなにママにくっついていたのにね。



…頑張ったね、風友。



パパの尾行付きだったけれど、

風友の『はじめてのおつかい』は、


甘い採点かもしれませんが、


とりあえず、

大成功だったね、と、言ってあげたいです…☆☆☆



…写真は、出発前の風友と、

頑張って持ってきた、ビールです…☆

画像(160x267)
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ビールはぶくぶくと泡立っていて、

ビニールは、底がボロボロでした…☆。。

Posted by anan at 11:05

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