2012. 01/11 (水)
風友の、はじめてのおつかい!☆その2
【風友は4歳2ヶ月・暁希は1歳11ヶ月と25日】
【昨日の日記の続きです】
…西友に向かうまでの間、
風友は、一人で前を歩き、
旦那さんは、その5〜6歩後ろを歩いていました。
…その様子を、ちょうど家の2階から見ていたあたしは、
『なんだ…結局二人で行くことにしたのか☆』
と思ったのですが、
それは…、違いました。
「…じゃあ、パパは2階に行くね?」
西友に着くと、
旦那さんは、風友にそう言いました。
風友は、『わかった』と答えて、
しばらくは…元気に歌を歌いながら店内を歩いていたようなのですが、
「あ…!まちがえた!あっちだった!!!☆」
…ふいに振り返ると、
急に、走って外に出ていってしまいました!!!
旦那さんが慌てて追うと、
風友は、向こう側の別の入り口から中に入って行くところでした。
すぐに旦那さんも同じ入り口にまわったのですが…、
…あれ?
既に、風友の姿がありません!。。
…旦那さんは、まっすぐにビール売り場に向かいました。
すると風友は…、
ひょっこりと、ウォークインから出てきました。
(ショーケースの裏側から店員さんが品物を補充する通路です。冷えたビールなどをケースで買いたい買い物客も、自由に出入りできるようになっています)
…手には、6缶パックのクリアアサヒ。
『ビールならどれでもいいよ』と、頼んだのですが、
やっぱりクリアアサヒの缶が、一番ビールだと解りやすいのかな?☆
…あ、それよりも!
2本でいいよ、って言ったのに、
6缶パックじゃ…、
…重いんじゃないのかな…。。
…風友は、6缶パックを両手で抱きしめたまま、お菓子売り場に向かいました。
そして、
あかちゃんにラムネを探していたら…、
…ガゴン、ガゴン……!!!!
…やっぱり!!
ビールを、床に落としてバラしてしまいました!!。。
…旦那さんが駆け寄り、ビールを拾いました。
そして、もう一度紙のパックにビールを入れると…、
「かざ、これ使ったら?」
お菓子売り場にあった、子供用の小さなカゴにビールを入れて、手渡しました。
「…これいいね、パパ!☆」
カゴは、6缶パックの大きさにぴったりで、
たちまち風友は、笑顔になりました☆
…その後は、
あかちゃんのために無事ラムネを見つけて、レジに向かいました。
…レジでは、旦那さんも一緒に並びました。
夕方だけあって、とても混雑していたので、
風友も、旦那さんが居たほうがいいと解ったのかな?
ここでは、一緒に居ることを抵抗しませんでした…☆。。
「…ふくろはお持ちですか?」
…そう聞かれても、風友は答えません…。。
「…ください」
旦那さんが答えました。
「○○円になります」
…と言われると、
風友は、小銭入れを開けて千円札を渡しました。
そして…、お釣りを手渡してもらったのですが、
「…かざ、小銭入れに入れてもらうんでしょ?」
旦那さんの言葉に、風友は固まってしまいました。
…すると、
すぐに店員さんが、もう一度風友からお釣りを受け取り、
今度は、小銭入れにお釣りを入れてくれました。(ありがとうございます…☆)
けれど…、
風友は、うまく小銭入れのチャックを閉める事が出来ず、
「……あ!」
その場で、お釣りをひっくり返してしまいました。
…旦那さんが、すぐにお釣りを拾いました。
そして、思ったそうです。
やっぱり、風友にはまだおつかいは早いな、と…。
…レジも混雑していて、
でも、
『一人でやりたい』
とゆう風友の気持ちも尊重してあげたくて、
旦那さんも、気をもんだと思うんです…。
(お疲れさまでした…)
…でも、
風友が本当に頑張ったのは、ここからでした。
…レジ袋は、何故かとても大きく、
風友が6缶パックを入れて持つと、床に引きずってしまうんです。
だから…、引きずらないように肘にかけて歩き出したのですが、
「…おもいよ、おもいよこれ…」
10歩ほど歩くと、限界で立ち止まってしまうんです。
「じゃあ…こうやって持ってみな」
旦那さんは、そのたびに持ち方を変えて風友に持たせました。
…背負ってきたリュックに、そのうちの2本をいれてみたり、
レジ袋の口を縛ってあげたりしました。
でも…それでも重くて、
風友は、やっぱり何度も立ち止まってしまいました。
…外は、かなり冷え込んでいました。
それでも風友は、一歩一歩、頑張って歩きます。
旦那さんに持ってもらうことも出来たのに、
「パパはだめ!だってパパ…西友の2階に行くんでしょ!?」
…と、パパの助けを拒み続けました。
やがて…やっと、
家の前の一本道に来ました。
道の角で、旦那さんが最後にビールをうまく抱えさせると、
「…じゃあねパパ!☆」
風友は、小走りで家に向かいました。
…そして、風友が家のチャイムを押すと…、
『ピンポーン…』
明るいチャイムの音が、リビングに響き渡りました。
…暁希の授乳をしていたあたしが、急いで玄関に向かうと…、
風友は、
ガチャリとドアを開けて、入ってきました。
(鍵は開けておきました)
その顔はとてもすがすがしく、
寒さでピンク色になった頬も、つやつやと輝いていました。
…冷え切った手から、両腕で抱えていたビールを受け取ると、
あたしは、ぎゅっとこの子を抱きしめました…。
「…パパは?」
「パパは…せいゆうの2かいにいったよ!☆」
「これ…、ひとりで持って来たの?」
「うん!そうだよ!☆」
…事実を知らないあたしは、
本当かな?と、半信半疑でした。
まさかの6缶パックを見た瞬間に、
旦那さんがそこまで持ってきたと思っていたので、
風友が家まで一人で持ってきたなんて…、全く思わなかったんです。
「…早くはやく、上に行こう?☆」
…あたしは、すっかり冷たくなっていた風友を部屋に入れて、すぐに温めてあげました。
…やがてあたしは…、
10分後に帰ってきた旦那さんから、
すべてを聞いて、
感激をして、
その後も、何度も何度も、風友を抱きしめたことは言うまでもありません…。
…おつかい自体は、
旦那さんがいなかったら、今日は無理だったかもしれないけれど、
『一人でやるんだ!』
とゆう風友の気持ちが、
ママには、何よりも、愛おしく感じたんです…。
あんなに小さかったのに。
あんなにママにくっついていたのにね。
…頑張ったね、風友。
パパの尾行付きだったけれど、
風友の『はじめてのおつかい』は、
甘い採点かもしれませんが、
とりあえず、
大成功だったね、と、言ってあげたいです…☆☆☆
…写真は、出発前の風友と、
頑張って持ってきた、ビールです…☆


ビールはぶくぶくと泡立っていて、
ビニールは、底がボロボロでした…☆。。
Posted by anan at 11:05
