2012. 07/01 (日)
悔しくて、悔しくて
【風友は4歳8ヶ月・暁希は2歳5ヶ月と14日】
今日は、旦那さんがフットサルの大会だったので、
(あゆみちゃん本当にごめんね、今度は絶対に一緒に行くね…!☆)
あたしと子供たちは、母と一緒に公園に行ってきました…☆
…すると…、
昨日、字が書けずに悔し泣きをした風友が、
今日も、泣いて泣いて、大変だったんです…。

…原因は、写真の遊具の斜面でした。
大きなお兄ちゃんやお姉ちゃんが下から助走をつけて駈け上がるのを見て、
風友も『登りたい!』と、何回も何回も挑戦をしたんです。
でも…やっぱり、
どうしても、真ん中の少し上あたりまでしか登れないんです…。
「…できない、できないよ…」
風友の表情が、だんだんと曇ってきました。
…まだ4歳の風友には、登れなくても当然なんだよ…と、
あたしはそう声をかけて、十分に登れた事をたくさん誉めました。
…でも風友は、
「…かざはのぼる!のぼるんだから…!」
…額からこめかみからいく筋も汗を垂らして、挑戦することをやめないんです。
…。
ならば…と、
あたしも、意を決しました。
上に登って、手を伸ばして、風友を引き上げる作戦です!
(ちなみに36歳のあたしはさすがに楽に登れました!←少し不安だった)
…そしてこの時から、
風友に、心強い味方が付いてくれました。
近くで遊んでいた8歳の女の子と9歳の男の子が、
風友の、コーチを買って出てくれたんです!
「…じゃあ、もういっかいやってみよ?お姉ちゃんの後についてきてね」
…8歳の女の子が、
風友を促して、助走の距離を大きく取らせてくれました。
そしてあたしも、
その頃から、その瞬間を期待し始めていました。
「…かざ!頑張れ!出来ると思ってやれば登れるよ…!!」
…あたしの掛け声に、まずは女の子が駈け上がり、
次に風友…!
……とはいかず…、
風友は、
あたしの手をかすめる事もなく、うつ伏せに滑って落ちて行きました…。
それを、十回近く、繰り返しました。
出来ない…とベソをかく風友を、
その都度、お姉ちゃんとお兄ちゃんが励ましてくれました。
…すると一度だけ!
「…もう少し!もう少し!!…ほら!!!」
風友が伸ばした手と、あたしの手がかすりました!!
なのに…!
どうして握れなかったんだろう。
パパなら届いたのに。
もう少しだったのに…。
風友は、また、…ちからなく落ちて行きました。
その時の風友の表情が、忘れられません。
「…うわあぁぁ…」
…風友は、斜面の一番下で、とうとう顔をゆがめて泣きだしました。
「………かざ、ほんとうにがんばったよ、もういいよね…」
「かざちゃん、ばあばがおしりを押してあげようか…?」
あたしと母で、風友に声をかけましたが、
「…かざ…じぶんでのぼれる!…のぼれるんだよぉ…」
風友は、意固地になっていました…。
そして…、
その後数回、泣きながらチャレンジをした風友でしたが、
とうとう根が尽きたのか、
「…ママ…そこにいてよね、うえにいてよね…」
そう言い残して、
静かに、その場を離れて行きました…。
「…ありがとうね…」
あたしが女の子に声をかけると、
「…がんばってください」
女の子は、少しためらいながら、笑顔でその場を後にしました。
(いい子たちだったな…☆本当にありがとう…!☆)
…風友は、少しふらふらと歩いた後に滑り台を一度滑ると、
しばらく、そこを離れませんでした。

「かざ、もういっかいやるんだからね…」
そう呟きながら、かたくなにあたしの言葉を拒む姿に、
『この子は本当に困る』と思う反面、
どこか今日は、誇らしい気持ちでもありました。
出来ないことの悔しさが体いっぱいから伝わって来たあの時、
ママは、涙が出そうだった。
もし登れていたら、本当に泣いちゃったと思う。
でも…、今日は登れなかったね。
だけど、その悔しさがあれば、
いつかきっと出来るようになる。
悔しさが力になるって、ママは思うよ。
これからも、
『なんでもできる』と、思える風友でいてほしいな。
それって、すごいことだよ!
本当に頑張ったね、風友…☆
…その後、水鳥に餌をあげたことで機嫌を直した風友は、

(餌をあげたら猛スピードで追いかけてきて、風友も暁希も逃げていました☆。。)
暁希と一緒に、かき氷も食べました☆
今日も、とっても楽しかったね…☆
付き合ってくれた母にも、心からお礼を言いたいです…!☆
Posted by anan at 21:52
