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『マタニティな日々と、ママの日々』
子供たちに読んでもらう時のために、素直な思いを綴っている日記です。
良かったら、読んでみてくださいね☆。。(開始日:2007年3月7日)


  

    

2009. 01/18 (日)

豊かな島での思い出☆2

【→昨日の続き】

「タイヤ…バースト!!!」

今思うと、バーストは適切ではなかったのか、

「…バースト…!?!?」

女性は、驚きおののいた。


そして大声で誰かを呼ぶと、

数軒あるうちの一軒の家から、
ペンキだらけのTシャツを着たおじさんと息子さん(?)が現れた。

おじさんは女性から二言三言話を聞くと、ポンポン、とあたしの肩をたたく。

多分、大丈夫だよ、と言ってくれたのかな?

あたしは、ホッと胸をなで下ろした。

…その後は、男の人の世界。

おじさんは息子さんに指示を出すと、

家から工具を運び、
固く締まったボルトを力いっぱい外し、
林の土の上に横たわってまでして、パンクしたタイヤを取り替えていった。

…そして、
その一部始見ていたあたしは、
申し訳ない気持ちと感謝の気持ち、そして…感動でいっぱいだった。

初めて会った、それもオープンカーに乗って浮かれていた観光客に対して、

当たり前の事かもしれないけど、
この人たちは、こんなに一生懸命になってくれているんだ…。

「…よし、OKだ!(英語)」

…すべてを終えると、
おじさんと息子さんは、旦那さんと笑顔でハイタッチや握手を交わした。

タイヤひとつ取り替えただけなのに、
まるで、長い長い現場作業を終えたかのような感動がそこにはあった。

…同時に、
あたしは、この感謝の気持ちを伝える英語力がないことを、心から悔やんだ。

握手を交わしながら、

「サンキュー、サンキュー…」

…って、
これしか言えないなんて…。

だからせめて…。

あたしたちの大切なもの、
例えば日本のお菓子や何かを持っていれば渡したかったんだけど…、

カバンには、何もなくて。

これも、今思うと失礼だったかな。

「ウィー、ハブ、ナッシング」

あたしは、50ドルを息子さんに手渡そうとした。

…だけど、受け取るはずもなく、

息子さんはニコニコと笑い、

「二人でディナーでも食べなよ」

と、あたしに言った。
(ディナーだけハッキリ聞き取れたんです)

本当に、本当に素敵な人たち。

…このハプニングは、今思い返せばとっても幸運だったと思うんです。

新婚旅行最後の夜に、
あたしたちはこの豊かな太平洋の真ん中の島で、
人と人との隔たりない、人間ならではのあたたかさに触れることが出来たんだから…。

いつか、風友にも話したい☆

…最高の、思い出です!☆

Posted by anan at 00:49

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