2009. 12/11 (金)
風友の手、幸せな朝。
【風友は2歳1ヶ月・チュッちゃんは35週2日】
今朝、目が覚めると、
隣には、いつものようにすぴすぴと寝息を立てる、可愛い風友の寝顔があった。
リビングからは、昨晩の残り物をチンする旦那さんの生活音。
どうやら、今日は曇りみたい…。
…カーテン越しの明かりに目を細めながら、
あたしはまた、コンタクトを外さないで眠ってしまった事を後悔した。
少しずつ、少しずつ、寝起きの頭を整理する。
今の今まで…、
風友と二人で、ハワイらしい場所にいる夢を見ていた。
普段はなぜかあまり風友が出てくる夢を見ないので、
あたしは、とても嬉しくて…。
ふとんを静かにかぶり直すと、
夢の中の光景をゆっくりと思い出して、それに浸っていた。
すると…、
「……」
風友が小さく寝言をつぶやき、寝返りをうった。
…起きたのかな?
…。
そう思ったけれど…、
あたしはもう少しこうしていたくて、
目を開けずに、眠っているふりをした。
…やがて、隣のふとんがこすれ合う音が聞こえてくる。
『眠って…、もう一回眠って、風友…』
物音に耳をそばだてながら、
あたしが、そんな自分勝手な事を考えていると…、
…ふいに、
あたしの左の手のひらを、風友のちいさくてやわらかい手が探しあてた。
そして…、
そのやわらかい手は、
あたしの期待どおりに、
あたしの手のひらをきゅっと掴む…。
『かざちゃん……』
…ゆっくりと目を開けて、
あたしは、声に出さずに風友の名前を呼んだ。
愛しい風友は、
長いまつげを頬につけ、
深く目を閉じながら、
おっぱいの名残なのか、口をちゅくちゅくと動かしながら、
もう一度、寝入ろうとしているように見えた。
…愛しくて、可愛いくて、
重なった手のあたたかさに、あたしは目頭があつくなった。
風友が新生児の頃から、
思えばいつも、いろんな気持ちで、
こうして先に目が覚めたママが、
あなたの手を、握っていたんだよ…。
…今日は妹とお出かけに行くから、
本当は、早く起きなきゃならないんだけど、
もう少し、もう少し、このままでいようかな…。。
…味噌汁をすする旦那さんの様子を耳で伺いながら、
ああ、味付けが少し薄かったんじゃないかな…、
なんて事を考えているうちに、
あたしと風友は、
ぬくぬくと、
二度寝をしてしまいました…☆
Posted by anan at 16:52
