2011. 03/20 (日)
不安を口にするより…
【風友は3歳5ヶ月・暁希は1歳2ヶ月と3日】
福島第一原子力発電所は、依然として予断を許さない状況で、
茨城県内でも、普段より高い放射線が検出されているようです…。
『子供を外に出せない』
『本当に怖い』
周囲の友達は、口々にそう言っています…。
…昨日の報道では、
福島産の牛乳やほうれん草、茨城県産のほうれん草から、高い放射線が検出されたとありました。
そして、水道水まで…。
…少し、
ネガティブな事を書く事を許してください…。
今はいずれも、
『人体に影響はない』
とのことですが、
私たちは、大地で育つ野菜を何種類も食べて、
水道水も、料理に使ったり、洗濯や、お風呂にだって入ります。
微量だとはいえ、
その放射線が積もり積もったら…と思うと、
どうしても、不安です。
不安は拭えません…。
…子供たちを守りたいです。
何があっても。
今回ばかりは、本当にそう思いました。
…でも…、
こうしている間にも、
原子力発電所では、命を懸けて闘っている方々がいる。
その方々や、
ご家族の気持ちを考えると、
とても、とても、
言葉が見つかりません…。
人は、
こんなにも強いんですね。
強い使命感と、
帰りを信じて待つ家族の想いに、
あたしは、雲が晴れたように感じました。
不安だ不安だと、
繰り返していても何にもならない。
来る未来が同じなら、
あたしもせめて、あたしの仕事を頑張らなくてはならない。
…子供たちを守ることしか出来ない。
ちっぽけな母親だけれど、
そう…、
風友と暁希を、守ることは出来るんです。

…暁希は、
なんとなく、あたしたちが話す言葉のオウム返しをするようになりました。
「ちーた、ちーたぁ!」(やったー!)
ニコニコ顔を見ると、
あたしも、肩の力が抜ける気がします…。

…風友は、
「こうえんに行きたい…」
今日はしきりに、そう言っていました…。

関東の桜は、
例年ならば、あと10日ほどで咲くんですね…。
日本中の皆さまが、
せめて今日よりも、
穏やかか気持ちで、
桜を眺めることが出来ますように…。
Posted by anan at 21:25
