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『マタニティな日々と、ママの日々』
子供たちに読んでもらう時のために、素直な思いを綴っている日記です。
良かったら、読んでみてくださいね☆。。(開始日:2007年3月7日)


  

    

2012. 03/16 (金)

大腸内視鏡検査、その2

【→前日の日記の続きです】

病院に着くと、すぐに『検査着に着替えてください』と言われ、

カーテンで仕切られた、ソファー付きの一畳ほどの空間に通されました。

『回復室』と書かれてあるここには、そんな空間が10個くらい設けられていて、

鎮痛剤を使用して、胃や大腸の内視鏡検査をした後に、
患者さんが、2時間ほどここでゆっくりと休むことができるようです。
(ぼうっとするお薬なので、2時間は車を運転できないようです)


この部屋はとても陽当たりが良くて、

去年、胃カメラをした時、
あたしも、ここでウトウトと眠ってしまったことを覚えています…☆


…さて、

検査着に着替える時、
事前に知ってはいたけれど、驚いたことがありました!


下着を脱いで、検査用のパンツ…というか、ひざ丈くらいの紙製のハーフパンツを履くのですが、

どっちが前か後ろか…手がかりを探していたら…、

片側に、おおきな割れ目を見つけました!☆


これはもう…、

こっちがお尻側だよね…。
(パンツを脱がなくても検査ができるんなんてすてき)


そして…、

もし、ポリープがあった際には、電気メスを使用して切除するとのことで、
金目のものは一切身に付けないように、とのことでした。


なので、ブラジャーもはずしましたが、
(ホックがあるから)

ブラカップ付きのキャミなんかを着て来たら良かったな…と、少し後悔しました…。
(持ってないけど…)←持ってないんかい…


…間もなく、血圧を測り、

左腕に、鎮痛剤を入れるための点滴のラインを確保し、

肩に、腸の動きを止める注射を打ちました。


「少し痛いですよ〜」

とのことでしたが、
まったく痛みがないな…と思っていたら、

やがて、『ズーン…』とした思い鈍痛が始まり、
ぐりぐりと、そこをマッサージされました。
(結果的に少し痛かったです。。)


そして…、


「では、検査室に行きましょう!」


…え?

なんと!!


病院に着いてから、20分足らずで検査室に入ることになりました!!!

こんなに早いなんて、ビックリです。。


…でもでも、待ち時間が長いと緊張してしまうので、この方がいいかな…なんて考えているうちに、


「こちらに横になってくださいねー」


検査台に横向きに寝るよう指示され、

指先に、酸素濃度を測る装置が付けられ、


「大腸カメラは初めてですよね?」

なんて問いに、

「はい…、緊張します…」

なんて答えていたら…、


「○○○さんですね〜」


…先生が入ってきました!


…と、同時に、少し驚くあたし。


検査担当は、おなじみの院長先生ではなく、女医さんでした。

(女医を希望しますか?と予約時に聞かれたのですが、特に大丈夫です、と答えていました)


でも…、先生が同性だと、少し安心感があるから不思議です。


「…よろしくおねがいします」


あたしは、緊張でドキドキする胸を押さえながら挨拶をしましたが、


意識はもう…、

頭上に見える、大きな機械やら長い管やらに集中して、

とてもとても、落ち着きませんでした。


まさに、まな板の上のコイ状態です!


「○○さんは、鎮痛剤希望でしたよね…、では今から点滴に眠くなる薬入れて行きますね」


…先生の言葉に、頷きました。


…そう、あたしは、鎮痛剤の使用を希望したんです。
(どちらにするか、予約時に聞かれます)

『眠っているうちに検査が終わりますよ!』と聞いて、

その方が絶対にいいな…、と思って。


…。

…。

…けれど…、


…あれ?

眠くならない…。


目の前が揺れて、

頭が、フラフラするのは解りました。


でも、どうしよう、なんて思っていたら…、


…。


…多分、ここで、一度意識が落ちたのかな?


再び気付いたら、部屋が暗くなっていて、

お尻に、カメラが入るのが判りました。


鎮痛剤のおかげかもしれませんが、

入る瞬間、痛みはなかったです。


…そして、再びここからは覚えています。


気付くと、横向きから仰向けに体勢を変えられていて、

左足が、右足の上に組まれていました。
(逆だったかもしれません)


…事前に、検査の工程はネットで調べていました。

まず、カメラを入れ、S状結腸を通り、盲腸まで辿り着く。

そこからカメラを抜きつつ、
空気を入れて、腸を押し広げながら観察して行くようです。


『痛い』と悪評の高い検査のようで、

中でも特に、開腹手術の経験があったり、子宮内膜症があると、

腸が癒着しているため、強い痛みを感じることもあるそうです。


…その痛みですが…、

鎮痛剤を入れていたため、参考にならないかもしれませんが、


妊娠経験者の感覚で言うと、

下腹部に、ものすごく激しい胎動を絶え間なく感じる感じです。

重い、重い、鈍痛がずっと襲っていました。


…けれど突然、

一段階も二段階も強い、刺すような痛みが左わき腹に走りました!


あたしが思わず体を丸めると、


「ごめんね…、あなたの腸長いから…もう少しですよ」


先生が、すかざず励ましてくれました。


…知らなかった…。

あたしの腸、長いんだ…なんて思っていたら、


「こちらにもモニターありますから、良かったら見てみてくださいね」


と、看護婦さんに言われました。


…言われるまま、見てみると…、

右側のモニターには、確かにあたしの腸壁らしきものが映っていて、

時々、シュワッとゆう音とともに、泡のような物が画面いっぱいに広がっていました。
(後で解りましたが、観察のために粘液を洗浄していたようです)

それが、七色でキレイで…。


しばらく眺めていたような気もしますが、

ここから、多分また意識が落ちて…、


…再び気付いたのは、
腸に空気を入れながら、カメラを抜きつつ観察している段階だったと思うんです。


『…空気を入れて、腸を膨らませながら観察するので、おならがしたくなったら我慢しないでしてくださいね!我慢すると辛いですよ』

と、処置前に言われたのを、後で思い出しました。


多分、腸の中の空気が、おしりを圧迫していたんですね。

長い間、嫌な苦痛と耐えがたい違和感を感じていました。


「もうすこしですからね…」


先生の声を聞きながら、


早く終われ…、早く終われ…、と、

朦朧とする意識の中で繰り返していました。


すると…、


「お疲れさまでしたー」


…看護婦さんに上体を起こされて目が覚めると、

いつしか、検査室の電気が点き、先生もいなくなっていました。


「…終わったんですね…」


あたしは、安堵して立ち上がろうとしましたが、

鎮痛剤のせいでフラフラして、

看護婦さんの支えなしでは歩けず、


手を借りながら、回復室のソファーに腰を下ろしました。


…終わった…。


鎮痛剤のおかげか、

思ったよりも痛くなかったけれど、
(ネットでは、それなりの覚悟が必要!とか、いろいろ書かれていたんです。。)


それよりも…、


「眠ったままなんて聞いたのに…、目が覚めちゃったよ…」


率直な感想を、誰にも聞かれないように呟きました…。。



…回復室で、少し眠ったあたしは、

1時間ほど経った時に、


「…あ、○○さん起きてますねー、では…点滴を抜きますので、その後洋服に着替えていただいて結構ですよ」


と、看護婦さんに言われて、帰りの身支度を始めました。


…約1週間、不安だったけれど…、

いよいよ、結果が判る時が来たんだ…。


…名前を呼ばれて、診察室に入る。

すると今度は、院長先生が座っていました。


「…検査は大丈夫でしたか?鎮痛剤効かなかったみたいですね」

「…はい…、でも、思ったより痛くありませんでした」

「安定剤とか普段飲んでます?」

「いえ…飲んでません」

「じゃあ、効きにくい体質なのかな…」


ざっと、鎮痛剤が効かなかった話をしたあとは、

ついに結果が…、


「…腸が長いようですね」


…と思ったら、腸が長いとゆう話でした。。


「腸が長い分、お腹も張りやすくなるんでしょうね、…そして、結果としましては…」


あたしは、先生の目線を追って、
デスクに貼り出された自分の内視鏡写真を見つめました。


「…とてもいい状態です。ポリープなどもなく、炎症も見られません。一番いいです。…これからも、2年おきくらいに検査を受けられるといいと思いますよ」


…!!


「本当ですか…?」


良かった…!


…きっと、少なくとも炎症は起きているような気がしていたので、

本当に、本当に、安心しました…。



…家に帰ると、

まず、暁希を見ていてくれた父に、異常がなかったことを報告しました。


父も何年か前に大腸内視鏡検査を受けた事があり、

二人で、検査の話で盛り上がり(?)ました。


やはり父も、事前処置の下剤を飲みきることが辛かったそうで、

ほかの患者さん達と一緒に、廊下に座りながら飲まされた!と言って笑っていました…☆。。


…やがて、用事を終えた母も駆け付けてくれて、
(当初は風友の帰りの時間までに、あたしが帰れないと思っていたんです)

父と母と一緒に、風友の帰りを待ちました。


「…ママ、じぃじ、ばぁば、ただいま☆」


幼稚園から帰った風友は、

じぃじとばぁばの前で、うれしそうにおやつを食べました。



…今日の検査のために、

協力してくれた旦那さんやじぃじとばぁば、本当にありがとう…。


そしてお義母さんも、お義父さんもありがとう。

ぜひ暁希を見てあげるよ、と、協力を望んでくれたこと、

あたし、心から嬉しかったです…。


検査を受けた感想としては、

『思ったよりも怖くなかったし、痛くなかった』です。
(ただし鎮痛剤を使用しました。。)


何より、診てもらえた安心感があります。


…病気が見つかったらどうしよう…、とゆう不安はたくさんありました。


けれど、

自分の体の中で起こっている事を知らないよりも、

もし発見されれば、その分治療も早く出来るので、

あたしはこれからも、定期的に検査を受けて行こう、と思っています…。


来年は、乳がん、子宮がん検診にきちんと行かなくちゃね!



…昨日今日と、検査についての描写の記事を、長々とすみませんでした。


けれどあたしも、沢山の方のブログで検査の知識を得たので、

この経験談も、どなたかのお役に立てれば…と思いました。





…数日前の暁希です。

ママ、頑張ったよ…☆



画像(230x192)

Posted by anan at 17:30

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