2014. 03/31 (月)
二つに分かれたお箸…。
【風友は6歳5ヶ月・暁希は4歳2ヶ月】
春休みの生活にも慣れてきたこの頃。
今日は一日中家にこもって、
風友の小学校で使う絵本バッグやお着替えバッグなんかを作っていました…☆
(しかしミシンの調子が悪くてほとんど進まなかったよ!。。糸調子を合わせても下糸がもつれるもつれる!!!。。。)
…春の陽ざしが差し込む室内は、とてもあたたか。
子供たちは、家の中だとゆうのに汗をかいて遊んでいます!。。
暁希は小さなバイクを乗り回し、
風友はママのスマホをいじって、
時折一緒にからんでは、大きな笑い声をあげつつじゃれ合い、
そのうち、ケンカに発展します…☆。。
まったく…。。
でも、放置できるお年頃になったから、楽っちゃ楽かな…☆。。
…そうそう、
最近は、風友の話ばかりになってしまっていますが、
今日も、風友がらみでせつなくなる出来事がありました…。
それは、お昼ごはんを食べていた時。
今は、お箸の特訓まっただ中なんです…。

…今まで、親のあたしたちの認識の甘さで、
お箸の使い方をろくに覚えていなかった風友。
来週からは、小学校の給食が始まり、
当然、離れているお箸を使えなくてはなりません。
だけど風友、…どうしても不器用で、
練習しても当然うまくいかず、
いつもすぐに、投げやりになってしまうんです。
「…ほらね?!できるはずないでしょ?!こんなのむりなんだよ…!!!。。。」
…一旦こうなったら、聞く耳も持たなくなってしまうのが風友。
このままじゃ、給食が食べられない。
おかずをこぼしてしまったり、一人だけじょうずに食べられなくて、
悲しそうにお腹をすかせている風友が目に浮かんだ。
だからあたし…、喝を入れました。
『お箸が使えるようになるまで、大好きなWiiを我慢しよう!』
…こんなこと、間違っていると思うけれど、そう風友に持ちかけました。
…すると風友、
「…じゃあ、おはし、つかえるようになる…」
意外にも、納得したんです。
…一生懸命に、何度もお箸を持ち直して、
大好きなたこ焼きをお箸で食べようと奮闘する。
でも、
掴もうと思っても、お箸がバッテンになってしまって、2本の箸の先が合わない。
何度挑戦しても、どうしても出来ない…。
だからあたしは…、
「…とりあえず刺してもいいよ、工夫して、今は応急の食べ方を覚えよう?だって、まずは給食を食べられるようにならなきゃ…」
…正しい持ち方は後々矯正するとして、
とりあえずは、ヘンテコな食べ方でもいいからお口に入れられればいいと思った。
でも、風友は、
「…だって、きちんとおぼえなきゃ…」
…箸で刺して食べてもいい、と言ったのに、
意固地になったのか、何度も何度もやり直した。
あたしもその都度正しく箸を握らせてあげる。
50回は繰り返した。
下を向いたまま、あまりに一生懸命に頑張る風友を見て、
あたしはもう、
一度たこ焼きが口に入ったら、もう…たくさん誉めてあげようと思った。
今か今かと、その瞬間を待った。
…けれど次第に、風友の様子がおかしくなった…。
肩を震わせて、ゆっくりと顔を突っ伏すと、
ちいさく、泣きだしてしまったんです。
「…かざ…」
『くやしいの…?』と聞くと、
『うん』と答えた。
あたしも悲しくなった。
風友がこんなに追い込まれているのは、あたしのせいだ。
もっと早くに、お箸の使い方を教えてあげればよかった…。
ごめんね。
本当にごめんね。
…その後、
なんとか、お箸がバッテンになりながらも、
時間をかけて、たこ焼きを全部食べた風友。
夜ごはんの時も、本当によく頑張りました。
早く、コツがつかめると良いのだけど…。
…親のあたしたちが教育をさぼると、
こうして、風友や暁希が大変な思いをするということを、
今日は改めて感じ、猛省をしました。
「ママのせいだね、ごめんね…」
二つに分かれたお箸が、自分の未熟さを象っているかのように感じて、
心から、風友に謝りました。
…あと一週間ある。
きっと出来るようになるから、
頑張ろう、風友。
二つに分かれたお箸、
一つのものとして扱えるようになる日は、きっとくるからね…!!!
Posted by anan at 23:53
